競馬予想会社の誇大広告には要注意!

悪徳競馬予想会社について

悪質な競馬予想会社の三大手口と言えば「的中実績の捏造」「口コミサイトでのステマ」に「誇大広告」です。多くの悪徳サイトがこの3つの手口を利用して、会員を募り高額な有料情報を販売しています。

中でも誇大広告はあの手この手でサイトをアピールしており、甘い誘惑に負けて予想を購入してしまう人が多いのです。

そこで、この記事では悪質な競馬予想会社の誇大広告には注意するべき理由について詳しく解説していきたいと思います。一人でも多くの方が、悪徳サイトの詐欺被害に遭わないように、誇大広告についてしっかりと理解するようにしましょう。

競馬予想会社の誇大広告について

競馬予想会社の誇大広告とは、自分が運営しているサイトの予想を利用すればあたかも必ず稼げるように思われる為の悪質サイトがよく使う手段になります。

利用者としては出来るだけ多く稼げるサイトの情報を購入したいと思うことが普通だと思いますが、その気持ちに付け込んで様々な手を使って騙そうとしてくるのです。

最近では、今までとは違った切り口でサイトを運営していることもありますが、必ずからくりがあります。悪徳サイトを利用してしまうと予想が当たらないだけではなく、恐喝のトラブルや嫌がらせ、個人情報の流出など多くのデメリットがあるので、登録を行う前に必ず悪徳じゃないかを詳しく調べるようにしましょう。

競馬サイトの誇大広告が無くならない理由

大げさで紛らわしい広告を取り待っているJAROと言う公益社団法人 日本広告審査機構が存在しており、おかしいと思った広告を報告することで規制してくれる機関があります。

昔は「うそ、大げさ、まぎらわしい」のフレーズでテレビCMも多く放送されていたので、知っている方も多いのではないでしょうか?

しかし、実はJAROは競馬だけではなく、ギャンブルに関する広告に関しては取り締まりを行っていないのです。占いなども同様に取り扱っていないですね。毎日のように朝の情報番組では星座占いなどがありますが、1位だったのに全然良い日じゃなかった!ということも多いと思います。言わばこれも誇大広告にあたりますが、取り扱いがないので自由に放送することが可能となっています。

同じように、ギャンブルの広告に関しても「非科学的」と言う理由で取り締まりは行っていません。その為、競馬予想会社はある事ない事をサイトに記載することができ、無法地帯となっているのです。

競馬予想会社の誇大広告を信用してはいけない理由

では、ここからは競馬予想会社の誇大広告を信用することが危険な理由について詳しく解説していきたいと思います。競馬予想会社の誇大広告は以下のようなパターンがあります。

  • 絶対、必ず、100%と言う文言を使う
  • 八百長レースを知っているという言う
  • 回収率〇〇〇%超えと謳う
  • 元関係者、元騎手の予想

この全てが嘘だと言える根拠があるので、ご紹介していきましょう。

絶対、必ず、100%はあり得ない

競馬をやっている人なら分かると思いますが、公営ギャンブルに絶対はありません。必ず勝てるレースなど存在していないのです。巧みな言葉であたかもそんな情報を知っているような感じを匂わせてきますが、絶対に信用してはいけません。

もし、本当に100%当たるレースを知っているとして、その情報を誰かに教える必要はあるのでしょうか?どれだけ高額で売れるとしても、自分なら誰にも教えずにこっそり買いますね。何故ならオッズが下がってしまうからです。

絶対に当たるんですよ?もし誰かに教えてその人が大金を突っ込んでしまうと一気にオッズが落ちる可能性があります。そのようなリスクを負うくらいなら自分たちだけで馬券を買った方がプラスになるとは思いませんか?

きっと競馬予想会社は「あなただけには特別に」とか「他の人には一切教えていない情報です」とか言ってくると思いますが、同じようなことを他の方にも言っているのです。

八百長レースは無い

JRAでは、八百長レースをかなり厳しく監視しています。騎手はレース前日から競馬場とトレセンにある「調整ルーム」という場所に行きます。この調整ルームは騎手しか入ることが出来ず、調教師や馬主、厩舎関係者も入ることは許されていません。さらに、外部と連絡が出来ないようにスマホや携帯を預けますし、もちろんインターネットの接続もありません。

表上は、騎手が気持ちを調える場所と言われていますが、これは八百長することを未然に防ぐようにしている為とも言われています。その為、騎手は不正を行うことは出来ないのです。

また、車や自転車、船ではなく馬を走らせる競技なので、そこまでのコントロールは出来ないのです。もし、そんな簡単に競走馬をコントロールすることが出来るのであれば、調教には失敗しませんし、位置取りにも失敗しません。さらに、大げさにやれば見ていてバレる心配もあるので、騎手が馬を操って八百長レースすることは不可能に近いのです。

さらに、関係者は八百長レースを行うメリットがありません。JRAの賞金はかなり高額なので、平場のレースとは言え1着になるだけで500万円以上の賞金をもらうことが出来ますし、さらに勝利すれば上のクラスに上がることが出来るので、メリットはさらにあります。八百長レースでいくら貰えるのかは知りませんが、関係者としては行うメリットがないのです。

そして、万が一、中央競馬に八百長レースが存在していたとして、一般の会社が運営している競馬予想サイトがその情報を知れることはあり得ないでしょう。八百長レースという文言を使ってきた時点で、悪徳サイト確定なので絶対に利用しないようにしましょう。

回収率〇00%超えは嘘

誇大広告の中には回収率が200%超え!と記載されていることもありますが、これも嘘だと言えます。競馬は控除率の関係で、競馬をしている人の中で平均的に的中をしていても回収率は80%前後に収まります。100%を超える為には、平均以上の的中をしない限り到達することは出来ません。

存在している悪徳サイトでは回収率が200%だの300%だの言っていますが、これが全部本当ならバランスがおかしいことになってしまいますね。

また、上記でも紹介しましたが、本当に回収率が200%を超える予想を出来るのなら、今頃一生働かなくても良いくらいのお金を持っているのではないでしょうか?わざわざ手間やリスクが伴う競馬予想会社を運営する必要などないのです。

元関係者、元騎手の予想は偽装

競馬サイトでは度々「元関係者」や「元騎手」と言う言葉が登場しますが、これもほぼ間違いなく架空の人物ですね。元関係者なら馬を見る目が凄いのではないか?元騎手なら勝つ馬をドンピシャで当てるのではないか?と思ってしまいますが、恐らく存在していないでしょう。

更に、元関係者Aとか元騎手Bとかイニシャルで記載されている時には間違いなく嘘だと思って良いと思います。実名で公開されている時にも、簡単に信じずにしっかりと調べてから利用するようにしましょう。

また、元騎手の予想を知りたいのであれば、G1を22勝もした伝説騎手でもある「安藤勝己さん」の予想を参考にしてみてはいかがでしょうか?

間違いなく元騎手ですし、Twitterでは競馬の予想に関する情報を配信していますし、競馬予想サイトでも自身の予想を公開しています。わざわざ競馬予想会社に大金を払わなくても予想を知ることが出来ます。競馬予想会社の存在しているかどうかも分からない元騎手の情報よりも、確実に存在している安藤勝己さんの予想の方が信用できるのではないでしょうか?

まとめ

今回の記事では競馬予想会社の誇大広告について詳しくご紹介させていただきましたが、参考になりましたでしょうか?

競馬予想会社を見て、明らかに異常な的中をしていたり、あり得ないような回収率、存在していない八百長レース、絶対・100%という文言を使っている時には悪徳認定をして良いと思います。

大げさにアピールしているようなサイトは、かなり危険なので絶対に利用しないことをおすすめします。読んでいると信じてしまいそうになりますが、「99%が悪徳」ということを忘れずに、常に疑う気持ちを忘れないようにしましょう。